転職

「キャリア」の価値は人それぞれ│転職コンサルをしていて考えたこと

転職コンサルタントの上原龍一です。

普段は営業マンや出版社希望者からコンサルの依頼をうけていますが、今回はいつもと違うかたから相談をうけました。

その方は大学を卒業してすぐに、大学の助手になりました。とくに助手を希望していたわけではなく、親戚の会社に入るか起業をするか、悩んでいました。名前を仮に宮坂さんとします。

大学の教員から誘いがあり、そのままなんとなく助手になったとのことです。

宮坂さんの不満は、給料が安いということ。額面で15万円ほどです。地方の大学の助手の給料は、「先生」とよばれる職種ですがかなり安いのです。

しかも激務です。研究をしつつ事務的な仕事や授業の補助もあり、しかもコロナでイレギュラーなことばかり。家に仕事を持ち帰り、睡眠時間は3、4時間… 宮坂さん曰く「雑用係」。

で、相談内容は、すぐに大学を辞めるべきか? ということでした。

まず宮坂さんは、あまりキャリアについて考えたことがありませんでした。大学を卒業して起業しようと考えていたぐらいなので、自分に自信がありつつ、かつ、なんとかなるという少し楽天的なのです。

宮坂さんに聞いたのは、いまのポジションの価値を感じていますか? ということです。

宮坂さんの起業する分野と、大学の助手のポジションで研究する内容は、同種のものです。

つまり、起業した際に「○○大学」で働いていたり研究していたというのは、かなりプラス要素なのです。何物でもない大卒の宮坂さんに、大学で働いていたという信頼感が加わるのです。

宮坂さんはいずれにしても、大学に何年もいることはないと言います。このように言う人はけっこういますが、実際は10年以上勤めたりするケースも多々あります。

アドバイスしたのは、処遇の改善を大学に話す、ということです。給料はすぐに上がらないと思いますが、忙しさの改善はどうとでもなります。

よくよく話を聞くと、宮坂さんは人柄が穏やかなので、仕事をたくさんふられているのです。その人柄だからこそ、助手の職に誘われたということもあります。

ただ社会人として、ずっと「いい人」キャラで居続けるわけにはいきません。勤務先で自分の居場所をつくるためには、人に相談し、人と協力し合うことが必要です。

宮坂さんには、人と交わるいい経験にもなることを伝えました。

時間的余裕ができれば、複業として、起業でやりたかった仕事もできるようになります。

今回の宮坂さんは、いま自分の置かれているポジションの価値を確認していただくことにより、気持ちがスッキリしたとコメントをいただきました。

転職やキャリアについては、他人の意見を聞くことが重要です。極論、誰に話してもいいです。人間でなくてもいいぐらいです。言葉にして発することにより、考えが整理されます。

ご相談はTwitterのDMまでどうぞ。お待ちしてます。

@uehara_hon





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