出版社への就職・転職

コロナで出版業界はどうなるか? リーマン、東日本大震災との比較も

コロナ禍で出版業界はどうなってしまうのか…

出版社への就職・転職を考えている人、

いま出版社で働いている人は

おおいに気になるところです。

元零細と大手版元の両方ではたらいていた上原龍一が、

実際の経験から書いていきます。





売上推移

出版業界のピークは1996年です。

2.6兆円、書籍と雑誌の売上がありました。

以後、売上は下がり続けています。

2019年は1.5兆円を割り込みました。

20年ちょっとで、半分近くまで落ちているのです。

電子書籍の売上をあわせると、落ち込みは止まったというデータ分析もあります。

では、リーマンショックや東日本大震災の時にはどのような影響があったか?  です。

グラフをみると、大幅に落ちることなく、なだらかに下がっています。

つまり、リーマンや大震災でも、売上に大きな落ち込みはなかったのです。

もちろん、出版社によっては倒産したところもありました。

全体的な話です。

詳細なデータは他にゆずりますが、出版社で働いていた「体感」を書きます。

「出版は不況に強い」

という言葉も昔はありました。

これだけ落ち続けていれば、何をいっているのか? と思うかもしれません。

ただ、あながち間違いではありません。

なにか大きな事件やイベントがあったとき、書籍や雑誌が売れるのは間違いありません。

ネットが普及したいまも、の話です。

リーマン、東日本大震災

2011年3月11日に発生しました。

死者・行方不明者は18,000人以上です。

東京の街も、電力不足から電灯が消えました。

出版業界は、報道や文学で人々に訴えました。

新聞社系の出版社は、震災の酷さを訴える写真集を出版し、10万部以上を売上ましすた。

震災を題材にした小説もだされました。

1,000部も売れることのない詩集も、震災を題材としたものは重版もあったほどです。

リーマンショックでは、多くの人が自身の財産や今後の生活に不安を抱きました。

投資の本、経済系の雑誌は売り上げを伸ばしました。

事実、震災やリーマンによって売り上げを伸ばした出版社もあるのです。

コロナウイルス禍での状況

今回のコロナでも、約1,000店舗の書店が休業となりました。

休業とならずに開けている書店には、平時以上のレジ待ちの列ができています。

学習参考書と児童書だけ、売上が伸びていると報道されています。

実際は、東京駅前の八重洲ブックセンター本店では、ビジネス書も売り上げを伸ばしています。

行政からの追い風もあります。

大阪府は100万人の小中高生に、2,000円の図書カード配布を決めました。

20億円です。

静岡県沼津市も、小中高生13,000人に、3,000円の図書カードをくばります。

まとめ

コロナの影響がどこまで続くかは分かりません。

ただ、出版業界だけが落ち込んでいくということはありません。

悪い時は、みんな悪くなっていきます。

出版社に就職・転職を考えている人は、必要以上に暗くなる必要はありません。

人は好きなことしか熱中できません。

出版が好きなら、ぜひ飛び込んでみてください。

出版社への就職・転職を目指している方は、相談はTwitterでDMをください。

零細と大手の版元で勤めていた経験から、お話いたします。

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