出版

コロナ禍の4、5月の書店の売上結果についてと今後の見通し

コロナの影響で一時期は、1,500店もの書店が閉店を余儀なくされました。

啓文堂書店は、グループの全店が休業したほどです。

そういったグループは売り上げが激減しましたが、開店していたチェーンは売り上げを伸ばしました。

地方の2つの書店グループの経営者から、話を聞きました。

両グループとも閉店の店舗数は、全店舗数の1割ほどでした。

4、5月の売り上げは、グループ全体で前年比120~130%増です。

売れたのは児童書と学参。

売れなかったのは旅行ガイド本で、前年比10%ほどだったといいます。

売れないジャンルもあるのに、全体で120%超も伸びたのです。

伸長の要因は、大きく2つあります。

巣ごもり消費で、単純に本の需要が伸びました。

学校に行けないから家で勉強する学参が必要、遊びに行けないから家で読める児童書が必要、となるのです。

もうひとつは、ターミナル駅の大型店が閉まっていることが大きいです。

会社帰りによる大型書店が閉まっているので、地元の書店での購入が伸びたのです。

まさにコロナ特需ですが、今後はどうなるでしょうか。

巣ごもり消費での需要は少なくなりますが、コロナ前よりはあるでしょう。

リモートワークや学校のリモート学習で、電車に乗る人が少なくなっています。

これが続くので、地元の書店での需要増も残るでしょう。

最後に、これは地域限定ですが、図書カードの配布です。

配布を決めた自治体は、

大阪府
千葉県東金市
愛知県小牧市
静岡県沼津市
愛知県豊川市
福岡県太宰府市

です。

金額や配布時期は、こちらをご覧ください。

図書カード配布の地域と金額と対象についてー大阪府、沼津市ほか新型コロナウイルスの影響で学校の休業が続いています。 子どもたちの自宅学習を支援するために、 図書カードを配布する自治体が増...

大阪府の図書カードの補正予算は26億円です。

3割の人が使っても7億円です。

コロナ禍で休刊を決めた雑誌も多くあります。

出版社は扱っているジャンルによっては、厳しいところもあります。

ただ、地方で商いをしている、いわるゆ地元の書店は特需があと数か月は続くでしょう。

書店業界では丸善ジュンク堂書店や紀伊國屋書店といったナショナルチェーンが、いわば勝ち組でした。

コロナにより、地方の書店への大きな影響があったのです。

「東京ウォーカー」休刊決定~発行部数の推移 「横浜」と「九州」もKADOKAWAの3誌の休刊が決定しました。 「東京ウォーカー」「横浜ウォーカー」「九州ウォーカー」です。 情報誌はネットに...
「アサヒカメラ」(朝日新聞出版)が休刊│発行部数の推移老舗カメラ雑誌「アサヒカメラ」の休刊が大きなニュースになっています。 朝日新聞出版が6月1日に発表しました。 「月刊カメラマ...
オーディオブックの市場規模とアイテムが増えない理由日本能率協会総合研究所がオーディオブック市場の 予測を発表しました。 2019年度は50億円で、 5年後には260億円...
又吉直樹「火花」「劇場」オーディオブックの朗読が無料で聴ける!Audible芥川賞作家の又吉直樹さん。 これまでに3冊の小説を発売しています。 「火花」は累計300万部! 「劇場」は初版30万部...





COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。