出版社の仕事

出版社の営業は激務で残業と出張続き!?元大手出版社の営業が暴露!

出版社の仕事は残業が続いて激務というイメージがあります。

出版社が舞台のドラマや映画では、編集者が徹夜で仕事をするシーンもでてきます。

では、営業担当の仕事の実態はどうなのか?

元大手出版社の営業担当が暴露します!





営業も配属先によって激務かどうか変わります

出版社の営業の花形の仕事は、大きく分けて2つあります。

「雑誌・書籍」「書店」の担当です。

それぞれ違う仕事をしており、忙しさが異なってきます。

雑誌・書籍担当は残業も

大手の出版社ですと、雑誌だけでも週刊誌、月刊誌、季刊誌、分冊百科等、

多くの種類の雑誌を発行しています。

書籍も毎月100冊以上、新刊を出し続けています。

これらの本を取次と交渉して、日本全国の書店に並ぶようにするのが仕事です。

この仕事はいわばルーティンワークで、人手が足りていれば、激務にはなりません。

ただどこの出版社も人員に余裕があるわけではありません。

ギリギリの人数で動かしています。

激務となるのは、売れる本が出た場合です。

例えば担当している本がテレビの「金スマ」で取り上げられると、

全国の書店から注文が殺到します!

そこで重版部数を決め、各書店への注文対応に追われるのです。

ベストセラーが一冊でると、なぜかその出版社の他の本も

いきなり売れ行きが良くなることが多くあります。

そうすると仕事がさらに増え、終電まで働く、ということになるのです。

ただ、本の売り上げが20年以上連続で落ち込んでいる中、

本当に激務ということになるほどのベストセラーは、なかなか生まれません。

通常は、残業1、2時間ぐらいです。

書店担当は残業のコントロールも

書店担当の仕事は、書店に訪問して本の注文をもらってくることです。

出版業界は委託商売なので、書店が注文を出しても返品ができます。

ですので、他の業界に比べ、注文に対するシビアさはかなり落ちます。

はっきりいって、他の業界で働いていた方からすると、楽な営業です。

ただ最近は、各書店に訪問しても、注文がもらえなくなってきました。

委託商売とは言え、返品すると本を取次のトラックに載せて、

出版社に戻す費用がかかります。取次が返品を極力少なくしようという

動きにしているので、書店が簡単に注文を出しにくくなっているのです。

では出版社の営業にきついノルマがあるかというと、これもまた

他の業界と比較すると楽な方です。

基本的に、ベストセラーが出るのを待っているのが出版社の商売の構造です。

厳しいノルマを達成するために無理矢理に書店から注文をもらっても、

返品になるだけで、出版社も儲からないのです。

残業も格別多い、ということはありません。

定時に帰ろうと思えば帰れますし、そうしている営業もたくさんいます。

出張があるのは書店担当だけ

出版社のほとんどが、地方支社を持っていません。

3大出版社と言われる、小学館、集英社、講談社ですら、

地方の営業所をどんどん廃止しています。

ただ、どんな地方にも書店チェーンはあります。

全国チェーンですと、TSUTAYAや紀伊國屋書店、丸善ジュンク堂、リブロ。

地方で有名なチェーンは、北海道ではコーチャンフォー、北陸は勝木書店、

神奈川県の有隣堂、関西はブックファーストや大垣書店、

愛媛県は宮脇書店、九州は明林堂書店があります。

これらのチェーンのお店や本部のバイヤーに営業に行くのが、

2、3か月に一度あるのです。

出張に行くと夜は書店の人と飲むことになりますが、それも

昔のような朝までの接待ではなく、常識的な時間に終わるのです。

まとめ

・「雑誌・書籍」担当はベストセラーが出ると徹夜のことも

・「書店営業」担当はほぼ残業はない

・出張は書店営業担当者のみあるが、2、3か月に一度