トキワ荘の漫画家

藤子不二雄Aの現在│作品と藤子・F・不二雄との違いについても

藤子不二雄といえば、日本中の大人から子供まで、だれもが知っている漫画家です。

これも多くの人が知っていますが、「藤子不二雄」はもともと二人の漫画家のコンビ名で、解散してからは藤子不二雄A、藤子・F・不二雄という名前をそれぞれが名乗りました。

藤子不二雄Aこと安孫子素雄(あびこもとお)さんは、1934年3月10日生まれ。

藤子・F・不二雄こと藤本弘さんは、1933年12月1日生まれで、1996年9月23日に62歳で亡くなっています。

2人は富山県の小学校で出会ってコンビを組み、コンビを解消したのは1987年で二人が50歳を過ぎてからです。

コンビを解消した理由は、喧嘩別れではありません。

自宅も隣同士で、仲はFさんが亡くなるまでずっと良かったのです。

藤子・F・不二雄さんは62歳で亡くなりましたが、藤子不二雄Aさんは85歳を超えた今でも元気でいます。

藤子不二雄Aさんの現在と作品、藤子・F・不二雄さんとの違いについても追っていきます。





藤子不二雄Aさんは現在も連載をされています

藤子不二雄Aさんは85歳を超えた今も連載を持っています

雑誌のビッグコミック増刊号で「人生ことわざ面白”漫”辞典」を10年以上に渡って、西原理恵子さんと一緒に連載しています。

ただ、藤子不二雄Aさんはエッセイを書き、西原理恵子さんがイラストを書いています。

この連載は2018年1月に単行本化されています。

では、エッセイではなく、漫画の連載はいつまで持っていたかというと、2015年までです

「ジャンプスクエア」(集英社)の2015年12月号まで、「PARマンの情熱的な日々」という、コミックエッセイを連載していました。

なんと81歳まで漫画を描き続けていたのです!

コミックエッセイなので、藤子不二雄Aさんの仕事風景もでてきます。

ご自身が代表取締役会長を務める株式会社藤子スタジオに、漫画のアシスタントがいますので、もしかしたらほとんどの筆は、そのアシスタントによるものなのかもしれません。

では藤子不二雄Aさんは元気がない状態なのかというと、藤子スタジオは新宿にあり、藤子不二雄Aさんの自宅は川崎ですが、ほぼ毎日、電車で通勤されているのです。

メディアへの露出は84歳の時にあります。

日テレ系の「嵐にしやがれ」に2018年12月1日に出演されました。

嵐の大野智さんが、藤子不二雄Aさんが原作の映画「怪物くん」に主演したこともあり、出演をOKしたのでしょう。

ただ、2019年はメディアに露出することもなく、「もう漫画は描けない」という発言もされています。

85歳を超えたご高齢でどのような体調で過ごされているのか、とても気になるところです。

藤子不二雄Aさんの作品

藤子不二雄Aさんには多くのヒット作があります。

アニメ化もされた作品は「忍者ハットリくん」や「怪物くん」「プロゴルファー猿」「魔太郎がくる!!」があります。

「笑ゥせぇるすまん」はアニメ化とドラマ化の両方でヒットした作品です。

「笑ゥせぇるすまん」は、TBS系「ギミア・ぶれいく」という番組の中のコーナーのアニメとして放送されました。

藤子不二雄Aさんも「ギミア・ぶれいく」にレギュラー出演されていました。

この番組は、火曜日の21:00~22:54に放送していた、大橋巨泉さんが司会の大人がみる番組です。

「笑ゥせぇるすまん」も大人向けのアニメなので放送されました。

つまり藤子不二雄Aさんは、幼稚園ぐらいの子どもに夢を与える漫画から、大人を虜にする漫画まで、幅広く描くことができるのです。

ちなみに、「笑ゥせぇるすまん」が1999年にテレビ朝日系でドラマ化した際には、藤子不二雄Aさんは演出も務めました。

「少年時代」という漫画は映画化されましたが、自らプロデュースをやったのです。

そして主題歌は、「ギミア・ぶれいく」に一緒に出演していた井上陽水さんに依頼しました。

作詞は藤子不二雄Aさん自ら書き、井上陽水さんに送りましたが、使われることがなかったとのことです。

主題歌「少年時代」はミリオンセラーで、井上陽水さんの代表曲となっています。

映画自体も名だたる賞を総なめしました。

・日本アカデミー賞-最優秀作品賞

・毎日映画コンクール-日本映画大賞

・ブルーリボン賞-作品賞

・日刊スポーツ映画大賞 作品賞

「まんが道」という作品は、漫画家のバイブルとよばれています。

内容は、小学生時代に藤子・F・不二雄さんと出会ったころからスタートし、二人で上京してトキワ荘に住んで、漫画家仲間と切磋琢磨していく青春時代を描いたものです。

「まんが道」をバイブルとしている漫画家は、浜田ブリトニーさん、ハロルド作石さん(BECK)、小畑健さん(バクマン。)など、若い漫画家も影響を受けているのです。

藤子・F・不二雄さんとの違い

藤子・F・不二雄さんは、日本で最も愛されているアニメ「ドラえもん」の生みの親です。

亡くなって20年以上たった今も、ドラえもんは世界中で愛されています。

その他の代表作は「キテレツ大百科」や「パーマン」「エスパー魔美」です。

これらの代表作は、子ども向けの作品です。

藤子不二雄Aさんと藤子・F・不二雄さんの違いは、ここにあります。

藤子・F・不二雄さんにも大人向けの作品はありますが、多くはありません。

生涯、子どもに夢を与える作品を書き続けたのです。

社交性の面も全く違います。

藤子不二雄Aさんはテレビにも自ら出演し、映画も手掛けています。

そして漫画家仲間以外にも井上陽水さんや芸能人との方との付き合いもあり、

ゴルフとお酒好きです。

藤子・F・不二雄さんもゴルフはやりますが、お酒はほとんど飲めなかったのです。

タイプのまったく違う二人。

仲が悪かったというわけではありません。

藤子不二雄Aさんは「ドラえもん」の国民的ヒットを横目に、藤子・F・不二雄さんの「アシスタントになるしかない」と悩んだ時期もあったようですが、相方を「天才」とたたえています。

いつまでも子どもの心をつかむことのできる藤子・F・不二雄さんを、心から尊敬していたのです。

【まとめ】

・藤子不二雄Aさんは現在もエッセイの連載をもっています

・藤子不二雄Aさんの作品は幼稚園生から大人まで楽しめます

・藤子不二雄Aさんは藤子・F・不二雄さんと違い、芸能人との付き合いもあり、テレビ出演や映画を手掛けることも