トキワ荘の漫画家

藤子不二雄と赤塚不二夫の名前の由来と共通点

藤子不二雄と赤塚不二夫、ともに日本を代表する作家であり、トキワ荘に入居していた仲間です。

藤子不二雄は藤本弘と安孫子素雄、二人のペンネーム。

赤塚不二夫の本名は赤塚藤雄です。

両社の名前に共通するのは「不二」という二文字です。

偶然、同じ字を使っていたのかと思いましたが、どうやら違うようです。





「不二書房」という出版社の名前が由来だと、松本零士氏の証言があったのです。(参考「廃墟の残響 戦後漫画の原像」NTT出版、桜井哲夫)

不二書房は、手塚治虫が初期に多くの作品を出版していた版元です。

藤子不二雄の二人がもっとも影響を受けた手塚漫画は「新宝島」(育英出版)ですが、赤塚不二夫は不二書房から出されていた「ロストワールド」でした。

手塚治虫は不二書房から他に「来るべき世界」や「ファウスト」「地底国の怪人」など、10作以上出しています。

そして、赤塚不二夫は初めて漫画を出版社に持ち込んだ時は2社に行きますが、それが不二書房でした。(もう一社は三春書房)

ただ、藤子不二雄も赤塚不二夫も、不二書房から作品を出版することはありませんでした。

不二書房はある日突然、出版活動をやめてしまったのです。

名前の由来について、諸説あります。

藤子不二雄は初めは、「足塚不二雄」を使っていました。

「足塚」は、「手塚」の「足元にもおよばない」は「足元におよびたい」という意味です。

「不二雄」は、藤本弘の「藤」、安孫子素雄の「雄」を合わせた読み方と同じです。

「藤雄」ではなく「不二雄」にしたのは、「二人だけど二人ではない」、つまり「二人にあらず」という意味とも言われています。

赤塚藤雄が「藤」を「不二」にしたのは、「二人といない人物だから」と本人が言っています。

このように、名前について諸説ありますが、藤子不二雄と赤塚不二夫の3名と交友のあった松本零士の説が信憑性があるように思います。





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