出版社への就職・転職

総合出版社の就職にコロナがあたえる影響について

コロナが出版社にどのような影響を与えるのか。

この原稿は2020年4月末に書いています。

緊急事態宣言がいつ終わるのかもわからない中です。

出版業界への就職を目指している人にとっては、

アフターコロナの出版業界について知りたいところでしょう。

零細と大手版元にいて、編集と営業の両サイドを経験した立場で

書いていきます。





総合出版社

売り上げの先行きが、もっともきつくなってくるのが、

総合出版社です。

最大手の小学館・集英社・講談社、KADOKAWA、文藝春秋、新潮社などです。

とくに、雑誌の売上比率が高い出版社です。

コロナで、書店が1,000店舗以上休業しました。

会社もリモートワークで、毎日の外出がなくなりました。

雑誌を買う習慣が、なくなってしまうのです。

週刊誌の部数

週刊誌の部数が一気に落ちてしまうでしょう。

週刊文春、週刊新潮、週刊現代、週刊ポストなどです。

とくに、週刊誌で10万部をきっているものは、

一気に休刊の危機もあるかもしれません。

ひとつの雑誌が休刊となると、

出版社では社員を他の部署に異動させます。

人が足りないという部署は、いまはほとんどありません。

つまり、ひと余りの状態になってしまいます。

新卒の採用人数を減らすことにつながるのです。

週刊誌の直近の発行部数です。

「AERA」や「サンデー毎日」の部数が、厳しくなっています。

つづいては、週刊誌以外もありますが、

少年向けコミック雑誌の発行部数一覧です。

「サンデー」「マガジン」「ジャンプ」のなかでは、

小学館の「サンデー」が苦戦を強いられています。

つづいて、青年漫画雑誌です。

週刊誌ではありませんが、「ビッグコミックスペリオール」や「スピリッツ」

あたりは動きを見ておいたほうがいいでしょう。

総合出版社の経営

では、雑誌がなくなって経営状況はどうなるか?

です。

もちろん、雑誌の廃刊は大きな痛手です。

それでも、大手の出版社はまだまだ余裕があります。

漫画は、電子書籍での売上シェアが50%を超えてきました。

伸びているのです。

過去のコンテンツを使っての商売もあります。

小学館では「ドラえもん」、集英社では「ドラゴンボール」

講談社なら「進撃の巨人」(連載中)があります。

これらの大ヒット作は、何年にもわたって稼いでくれるのです。

不動産も持っています。

採用人数は減るかもしれませんが、

経営的に、ここ数年でなにかがある、という風にはなりません。

出版社の仕事は、本好き、マンガ好きにとっては、

とても魅力的です。

ぜひ、出版社の門をたたいてください!

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