出版社への就職・転職

出版社の新卒採用は全落ちに備えましょう!元大手出版社の管理職が解説!

はじめからきついことを書きますが、全落ちするのが普通です。

最大手の小学館・集英社・講談社でそれぞれ20名程度しか採用しません。

KADOKAWAや文春、新潮、学研などを合わせても、全出版社の新卒採用人数は200名ほどでしょう。

講談社の応募は3,000名弱です。単純計算ですが、出版社に入れる新卒は応募者の中で一割もいないのです。

では、どうやって何を備えるべきなのか、書いていきます



零細出版社の採用を探す

私自身の経歴をかきます。新卒採用では、大手マスコミを受けていました。出版社、テレビ局、新聞社がメインです。

全落ちです!

大学のレベルも高くなく、書類選考で落ちた出版社も多くあります。書類が通っても、筆記試験で落とされることがほとんどでした。時事問題に強かったので、新聞社の筆記試験は何社か受かりましたが、面接で敗北です。

4年生の3月まで採用がひとつもありませんでしたが、零細出版社にもぐりこめました。リクナビなどには掲載していない出版社でしたが、知り合いのつてを頼って紹介してもらい、面接を受けたのです。

社員10名以下の出版社でしたが、かなりいい経験をつめました。編集・記者・営業などすべての仕事をやりました。給料も安く、徹夜仕事も休日出勤もありましたが、出版の基礎を学べました。

こいうった小さな出版社は、求人を出しません。出版社ランキングをネットで検索し、電話で採用がないか聞きましょう! 積極性は重要です。

全落ちに備えて他の業界も就活する

どうしても出版社で働きたい、という強い気持ちの人も、他の業界は絶対に受けましょう。

出版社は新卒採用より転職の方が間口が広いです。

実際に私も、新卒の時は大手出版社は書類選考も通りませんでしたが、零細出版社から大手メーカーに転職して実績をつみ、大手出版社に入ることができました。

ではどんな会社がおススメかというと、まずは有名企業を選びましょう。一部上場企業で働いていたというのは、大きなステータスです。中途募集の書類選考で目を引きます。

仕事内容としては、IT系がいいです。出版社は紙の本に未来がないことがわかっていて、デジタルにシフトしています。電子書籍もそうですが、自社のコンテンツをどうやってネットで販売していくか。この課題に、出版社の社員はこたえられません。なので、ITに強い人材が必要なのです。

ITの基礎的な知識や、プログラミングができることは武器になります!

海外での仕事が経験できる会社もおすすめします。出版社の生き残る道のもう一つは、海外展開です。児童書大手のポプラ社は、中国で大きな成功をあげています。数年後には、中国の売上が日本を抜くと言っています。

大手出版社も、海外展開は成功していません。海外での商売の知見も大きな武器です。

就職浪人はおすすめしません

就職浪人をして大手出版社に受かった、という話も聞きます。

おすすめしません。出版社の採用倍率が10倍程度だったらいいのですが、100倍となると、運が大きく左右します。就職浪人しても、運よく受かる可能性は簡単には上がりません。

就職浪人して大学生のままでは、何者にもなれないからです。会社勤めで経験をつんで実績を残せば、仕事のできる社会人になれます。

第二新卒でも中途入社でも、エントリーシートや履歴書に厚みを持たせることができます。

就職浪人中は、一年前の自分と大きく変わることができません。社会に出れば一年で、まったく違う人物になれるのです。

まとめ

出版社の就活は全落ちするもの! こう考えておきましょう。

100倍以上の採用倍率は、もはや運です。面接官をしてましたが、応募してくる学生に大きな差はありません。相性も面接の合否に作用します。

全落ちを想定したうえで、対策をしておきましょう!

無料で履歴書・エントリーシート・職務経歴書の添削をやっています。

就活相談全般も承っています。

メールかTwitterのDMまで遠慮なく相談ください。待ってます!

メール uehararyuichi2020@gmail.com

Twitter  @uehara_hon

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