出版

白土三平の二作目「甲賀武芸帳」(日本漫画社)の発行部数

「甲賀武芸帳」(白土三平)は1957年(昭和32)に発売された貸本です。

版元は長井勝一さんが社長の日本漫画社です。

この当時の漫画の発行部数については、きちんと資料が残っていません。





「甲賀武芸帳」の部数について、水木しげるさんの「貸本末期の紳士たち」に記述がありました。(小学館文庫「東西奇ッ怪紳士録」に収録)

資料として残しておきます。

「その頃 万平氏(白土三平さんのこと)は「甲賀武芸帳」一、二巻を出し 枕のような厚さの本とともに、三千部以上出たというので 我々からみると富豪に思えた」

「甲賀武芸帳」は128頁なので、「枕のような厚さ」というのがわかりません。(どなたか、この記述について教えていただけると助かります)

ちなみに、原稿料は1頁150円と、白土三平さんが後に語っています。

150円 × 128頁 = 19,200円

全8巻ですので、19,200円 × 8巻 = 153,600円

となります。

国家公務員の初任給が9,200円の時代ですので、お金があまりなかった水木しげるさんからすると「富豪」に見えたのでしょう。





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