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逝去・瀧本哲史さんの本のおすすめを売れた部数順にランキングで解説

ベストセラー作家で、 京都大学客員准教授の瀧本哲史さんが47歳の若さで亡くなられました。

死因は非公表で、葬儀は近親者のみで行われました。

麻布高校から東京大学法学部でそのまま東大の助手となりました。

その後、戦略コンサル会社のマッキンゼーに転職するという華々しい経歴です。

39歳の時に初めての著作を2冊同時に発売し、一気にベストセラー作家となりました。

今回、瀧本哲史さんが出版した8冊の本について売れた部数順に解説していきます。





瀧本哲史さんの本のおすすめを売れた部数順に解説

出版社が発行部数を公表していない本もあるので、あくまで大手書店での販売冊数をもとに、売れた順番として解説していきます。

出版社が公表している部数もありますが、亡くなられたことにより全著作が軒並み、アマゾンで品切れしています。

各出版社が重版の対応に追われているので、多少の部数のずれが出てきます。

では、売れた順にその内容を解説していきます。

「武器としての決断思考」星海社新書 2011年9月

25万部突破と本の帯にも書かれていて、瀧本哲史さんの著作の中で最も売れた本です。

デビュー作でもあります。

瀧本さんの著作の中で、20万部を超えたのはこの本のみでしょう。

著者が京都大学で学生に教えている「意志決定の授業」を、一冊に凝縮したものです。

瀧本哲史さんは常々、若い世代に最も必要なのは、意思決定の方法を学び、決断力を身につけることだと言っています。

仕事のことだけではなく、家庭や人生そのものを変えてくれる本となります。

「戦略がすべて」新潮新書 2015年12月

大手書店での売上部数をみると、発行部数は10万部を超えています。

ビジネスのルールと成功の方程式が存在することを教えてくれる本です。

ただがむしゃらに無駄な努力をするのではなく、「戦略」を立てて勝者となることを唱えています。

実際の例としてAKB48の成功や、炎上商法まで幅広く取り上げています。

「武器としての交渉思考」星海社新書 2012年6月

こちらも発行部数は10万部を超えてそうです。

最も売れた「武器としての決断思考」が京都大学の授業をまとめたものですが、その第二弾です。

交渉こそ、若者が世の中を動かしていくために必須だと書かれています。

また、世界を動かすためにはい一人ではだめで、仲間が必要と言っています。

仲間をつくるということは、単純に友達をつくるのではなく、仲間との利害関係も見極めて交渉をしながら物事を進めていくことが大事なのです。

20代に特に読んで欲しい本です。

「僕は君たちに武器を配りたい」講談社 2011年9月

発行部数は11万部を超えています。

瀧本哲史さんのデビュー作で、「武器としての決断思考」と同時に発売されました。

2012年度ビジネス書大賞を受賞しています。

こちらの本も大学生に向けて書かれています。

瀧本哲史さんはインタビューで「世の中を変えるための本を作ろうというのが根本にあって、では実際に「誰」が変えるのかといったら、それは大学生だろうと思ったんです」とおっしゃっています。

目次を読んでいただければ内容が伝わりやすいですが、先の見えない日本社会を生き抜いていくための人生術です。

第1章 勉強できてもコモディティ
第2章 「本物の資本主義」が日本にやってきた
第3章 学校では教えてくれない資本主義の現在
第4章 日本人で生き残る4つのタイプと、生き残れない2つのタイプ
第5章 企業の浮沈のカギを握る「マーケター」という働き方
第6章 イノベーター=起業家を目指せ
第7章 本当はクレイジーなリーダーたち
第8章 投資家として生きる本当の意味
第9章 ゲリラ戦のはじまり

これから社会に旅立つ、あるいは旅立ったばかりの若者が、非情で残酷な日本社会を生き抜くための、「ゲリラ戦」のすすめである。20代が生き残るための思考法。

本の値段が税込みで1,944円と高額なため学生には高いと思われた瀧本哲史さんは、講談社文庫から540円で購入できる「僕は君たちに武器を配りたい エッセンシャル版」を出版しました。

「ミライの授業」講談社 2016年6月

「私の著作活動は、この一冊のためにあった」と瀧本哲史さんがおっしゃっている本です。

著者が全国の中学校を訪問して行った「未来をつくる5つの法則」という講義をまとめた一冊です。

14歳の若者に届くように書かれた本ですが、十分、大人でも読める内容です。

ガイダンス―きみたちはなぜ学ぶのか?
1時限目 世界を変える旅は「違和感」からはじまる
2時限目 冒険には「地図」が必要だ
3時限目 一行の「ルール」が世界を変える
4時限目 すべての冒険には「影の主役」がいる
5時限目 ミライは「逆風」の向こうにある
ミライのきみたちへ

「君に友だちはいらない」講談社 2013年11月

かなりきついタイトルですが、その中身は違います。

この本のサブタイトルは「The Best Team Approach to Change the World」なので、世界を変える最高のチームのアプローチです。

本を出すきっかけは、「僕は君たちに武器を配りたい」に寄せられた読者からの感想でした。

「武器」より友だちが欲しい、という内容の感想だったといいます。

独力でやることには限りがあり、チームを組んで課題にアプローチしていくこと、そのチームの作り方について書かれています。

第1章 秘密結社をつくれ
第2章 本当の「よいチーム」とはなにか
第3章 ビジョンをぶちあげろ、ストーリーを語れ
第4章 よき仲間との出会いのために
第5章 チームアプローチはあなたと世界をどう変えるか

「読書は格闘技」集英社 2016年4月

瀧本哲史さんがおすすめするブックリストが掲載されていて、お得感満載の本です!

「格闘技」という言葉がタイトルに使われている意味は、「良書」の中身は正しいと単純にとらえてはいけない、ということです。

本の主張に賛成できなくとも、能動的に読み自らの考えを形作っていくことこそ、読書だと書かれています。

読書をより実践的なものにしてくれます。