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新海誠「小説 天気の子」初版部数と重版と印税│「君の名は。」との比較と映画の興行収入についても

「天気の子」が小説も映画も絶好調です!

「小説 天気の子」はどれだけ売れているのか?

「小説 君の名は。」との比較や、映画の興行収入についても出版専門家の上原龍一が追っていきます。





「小説 天気の子」(角川文庫)の初版は50万部で重版10万部!

発売から4日目に重版がかかりました。

重版部数はなんと10万部で、累計発行部数は60万部です。

この部数がどれだけすごいかというと、発行部数ではなく実売部数との比較になりますが、2018年のオリコンランキングで、文庫で60万部以上売れた作品はありません。

1位は東野圭吾さんの「ラプラスの魔女」(角川文庫)で推定実売部数は59万部です。

東野圭吾さんは今、日本で最も売れる小説家です。

書籍全体でみても、実売で60万部を超えた作品は5作のみです。

2018年オリコンBOOKランキング(推定売上部数)
1位「漫画 君たちはどう生きるか」1,528,286部
2位「モデルが秘密にしたがる体幹リセットダイエット」720,056部
3位「大家さんと僕」矢部太郎 700,812部
4位「ざんねんないきもの事典」606,254部
5位「医者が教える食事術」600,253部

どれもブームとなった作品ばかりです。

2018年の本屋大賞を受賞した「かがみの孤城」(辻村深月)ですら推定売上部数は374,961部です。

「小説 天気の子」の60万部の凄さがわかっていただけるでしょう。

「小説 天気の子」と累計175万部「小説 君の名は」の売上の比較と印税

「小説 天気の子」の売上の初速は、「小説 君の名は。」を凌駕しています。

大手書店チェーンでの売上を比較すると、「小説 天気の子」は「小説 君の名は。」の2.8倍売れています。

ただ、「君の名は。」は徐々に売上が伸びていきましたが、「天気の子」は映画もはじめからヒットしたので、175万部を超えてくることはないでしょう。

「小説 天気の子」の印税額も大きな金額です。

印税は10%が出版業界の基準です。

本の値段648円 × 印税10% × 発行部数60万部 = 3,888万円

この金額が印税として入るのです!

ちなみに「小説 君の名は。」は175万部が発行部数なので、

本の値段605円 × 印税10% × 発行部数175万部 = 約1億円!

正確には105,875,000円です!

「天気の子」の興行収入

7/19に公開してからの観客動員数と興行収入です。

〈観客動員〉 〈興行収入〉〈ランキング〉
7/21(日)まで  115万人   16億円    1位
7/28(日)まで  287万人   39億円    1位
8/4 (日)まで   440万人     60億円     1位
8/11(日)まで  584万人   78億円    3位

「ONE PIECE」と「ライオン・キング」に抜かれて3位になりましたが、100億円突破も目前です。

「君の名は。」は4週目で91億円の興行収入で、5週目で111億円となり、大台を超えました。

最終的には250億円のメガヒットとなりました。

「天気の子」は「君の名は。」と比較して、映画の客層に40代以上の方も多いようです。

幅広い年代から楽しまれている「天気の子」が、どれだけ興行収入と本の部数が伸びていくか、楽しみです!