トキワ荘の漫画家

寺田ヒロオが語るトキワ荘メンバー~藤子不二雄、赤塚不二夫他

トキワ荘メンバーのなかで一番の人気漫画家でありながら、

断筆してしまった寺田ヒロオさん。

「漫画少年」(学童社)を愛し、

その歴史を残しておかないといけないと、

自費出版で「『漫画少年』史」を出版しました。





昭和56年、50歳のときです。

すでに表舞台にはでていませんでしたが、

その翌年(昭和57)発売の「えすとりあ」の

寺田ヒロオ特集でインタビューに答えています。

貴重本ですが、古書でしか入手できません。

テラさんが新漫画党のメンバーについて、

ひとことずつ語っています。

藤子不二雄A(安孫子素雄)

(新漫画党の会合の場面で)

彼が居ると居ないとでは、笑いが全然違う。

自分がおかしい事を言うだけではなくて、

適当に司会者役もやってね、

皆から話を上手に引き出し、

全員を笑いの渦に巻き込んでしまう、

実に貴重な存在でしたよ。

藤子・F・不二雄(藤本弘)

おとなしいと思ったけど、凄いいたずらをするし、

本当は性格的にはおとなしくないみたいで、

僕の方がよっぽどおとなしい(爆笑)

永田竹丸

見掛けは美男子で良い所の坊ちゃんという

タイプなんですよね。

話し方も真面目だし、

そうとしか思えないんですよ、

印象と言われればね。

もちろん優等生の部分もあるんだけれど、

付き合うと、色々と驚かされる。

森安なおや

誰かも書いていた様に、

全く遠慮しない第一印象でね。

ーで、実際は?

それがやはりどうも

遠慮しないみたいですよ。(笑い)

坂本三郎

投稿時代からしっかりした作風で、

品が良いと言うか、

堅実で努力家と言う感じね。

鈴木伸一(風田朗)

静かな男って感じだったけれど。

確かに変わっている。

フワフワしている様でいて、

底がガッチリとガンコでね。

付き合ってみて、

余り他に例を知らないですね。

石ノ森章太郎

絵と描いた人との感じの違いに

びっくりという、第一印象かな。

赤塚不二夫

優しい感じでね。

石森くんがグループに連れてきたんだ。

つのだじろう

真面目と言うより、

子供っぽく見えたけどね。

園山俊二

「がんばれゴンベ」を見て、

いいなあと思ってね。

新漫画党の連中は、

僕も含めて全員が田舎者で、

山だしゴロゴロって感じだったんだけど、

園山くんだけは、いかにも一流大学出身、

スマートな感じで気圧されました。

まとめ

赤塚不二夫さんなどは、

テラさんの優しさによって救われて

漫画家として成功したので、もう少し印象を聞きたかった、

と思ってしまいます。

また他の資料でもテラさんの言葉があったら

紹介していきます。

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