「anan」のTravis Japan表紙号の重版が
決まりました。
「雑誌」の重版は異例です！
「書籍」の重版はふつうにあることですが、
「雑誌」は別です。
雑誌の重版が異例な理由
雑誌は毎週や毎月、定期的に発行されます。
ある号が売れたからといって重版すると、
店頭に古い号と新しい号が一緒に
並ぶことになるのです。
なにがまずいのかというと、
書店に行ったお客様が間違えて、
古い号を2度買ってしまったりするからです。
書店としてはクレームを嫌がります。
また、雑誌は書籍とちがって広告も載っています。
広告の商品は、キャンペーンをしている
場合があります。
例えば雑誌にユニクロのセールの広告が
載っているとします。
もし古い号を重版して、
雑誌の発売から一ヵ月後にまた書店にならぶと、
ユニクロのセールが終わっているかもしれません。
重版した雑誌を書店で買って広告をみて
ユニクロに行き、セールが終わっていた・・・
ということは避けたいのです。
ということで雑誌の重版は異例のことなのです。
「anan」Travis Japan号の重版の凄さ
「anan」は発売して50年以上です。
通算で2,000冊以上でています。
この長い歴史の中で重版をしたのは、
なんと9回しかないのです。
雑誌に2度目の重版はあるか
かなりハードルが高いですが、
過去にあります。
最近では、河出書房新社が出している「文藝」という
雑誌で、2度目の重版がありました。
出版社が発表した、
2度目の重版を決めた理由です。
「２刷（最初の重版）は、
問い合わせが殺到し、
即日予約のみで完売。
その後も注文の勢いは止まらず、
この度3刷（2度目の重版）が決まりました。」
「anan」をもう一度重版させる方法
Amazonや楽天では現在、
カートが落ちて、買えなくなっています。
毎日、ネット書店をチェックしてください。
そしてカートが復活して買えるようになったら、
即買いましょう（予約しましょう）。
売り切れになるスピードを、
出版社は気にしています。
また、リアル書店（本屋さん）では、
発売してから行くのではなく、
予約をしましょう。
予約を受け付けない書店もあります。
受け付けない理由は、重版分が何冊入荷するか、
書店は直前までわからないからです。
大きな書店なら受け付ける確率も高いです。
いまはコロナで書店も忙しいですし、
接客も少人数でにやっています。
電話で問い合わせが殺到すると
書店に迷惑が掛かりますので、
極力、お店に行って聞きましょう。
そして、重版分がすぐに売れたり、
予約が多いということが出版社に情報としていけば、
重版を検討するようになります。
まとめ
「anan」のTravis Japan号の重版は
すごいことです。
2度目の重版となれば、
歴史的なことになるでしょう。
[…] […]